第6章 商品開発 6.売れる商品作り (2)商品の差別化

商品名をあまねく告知する宣伝・広告をすれば売れた時代からの変遷を十分にわきまえて、知名度だけでなく他社の商品との違いを明確にすること、つまり商品の差別化が売れる商品の決定的要因となっている。
とくに生活必需品ではない贅沢の体験を商品とするホテルの商品では、この感を一層深くする。
同品質、同価格の商品をより多く売るために、現在取られている手法は安易な「安売り」、「低価格販売」がやたらに目につく。
価格の安さもひとつの差別化に違いないが、これにばかり頼ると生産性が悪くなって経営に悪影響をおよばすだけでなく、他社との競争激化を招き泥沼にはまり込む結果となってしまう。
顧客につかの間のリッチな気分を享受させるホテルの商品は、価格にこだわるより「当ホテルの商品は他ホテルで味わうことのできないこんなよさがある」ということを強調できる商品により、商品の差別化を図ることが望ましい。
最近ホテルを舞台に、これまて商品化できないとされていた物を商品とする傾向が顕著である。
昼間のアイドル・タイムを利用したレストランのクッキング・スクールや、稼働の低い客室を使って贅沢なエステ・サロンの常設、ペット・ブームに乗って顧客が同伴するペット・ホテルの併設など枚挙にいとまがない。

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