これまでもレストラン、宴会などでは、このカラー・コーディネートの手法は部分的には採用されてきているが、トータルではなかなかコーディネートされていないのが実情である。
ブライダルではひとりの新婦を中心に的を絞ってカラー・コーディネートするため、比較的に容易にトータルでまとめることができる。
しかし、不特定多数の顧客を受け入れるレストランなどにおいでは、どの客層に焦点を当ててコーディネートすべきかはっきりとしないため、トータルでコーディネートしにくいと思われる。
そこで、これからのレストラン、宴会などにおけるトータルでカラー・コーディネートする発想として季節をテーマとした手法を提案したいのである。
1.四季のカラー・コーディネート
(ア)春のカラー・コーディネート=桜のピンク、芽生えの薄緑など
(イ)夏のカラー・コーディネート=太隔の赤、海のマリン・ブルーなど
(ウ)秋のカラー・コーディネート=稲の黄金色、柿の朱色、栗のダーク・ブラウンなど
(エ)冬のカラー・コーディネート=雪の白、氷の透明感など
以上をテーマにカラー・コーディネートする。
2.カラー・コーディネートの対象となる什器・備品
(ア)テーブル・クロスの四季
(イ)陶器類の四季
(ウ)卓上装飾の四季
(エ)料理の四季(季節感を表現する料理のカラー・コーディネート)
(オ)飲み物の四季(季節感を表現する飲み物のカラー・コーディネート)
(力)鉢植え植栽の四季
(キ)ユニフォームなどの四季
(ク)その他