第4章 実践的マーケティングの展開 6.レストラン・マーケティング

ホテルのレストランは、宿泊客、宴会客、その他ホテルの付帯施設の利用客だけの利用では経営が難しく成り立たない。
それゆえに、レストラン独自で、そのレストランを利用する顧客を集めなくてはならない。
レストランの特色は個室の利用を除き、原則として予約なしで利用できる利便性を持つ反面、時には空席の出るまで待たされるという「ウエイティング」の要素も持ち合わせている。
このリスクを解消するために予約という制度がある。
この状況を踏まえて、ホテルのレストランに顧客が目を向け、足を運んでくれる誘導用「ツール」として、ホテルは優待券、特別割引券、ドリンクサービス券、食事券付き宿泊などを用意している。
同時にレストランは重点的施策として顧客ニーズを汲み取った商品企画を開発し、顧客がホテル内レストランを利用する機会を創出しなくてはならないのてある。
レストランの活性化のためには、タイムリーな各種のフェア、イベントを実施し、集客を図ることを忘れてはならない。
そして、利用客を固定客として定着させることがレストラン経営の要となる。

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