第4章 実践的マーケティングの展開 3.宿泊部門のマーケティング 1.リザベーション・ソース 4~7

4.イベント事務局
国際会議、学術研究会議、見本市、ショウ、展示会、フェアなどのイベント等の事務局は、イベントの運営をコントロールする立場にあるため、開催会場を含む参加者の宿泊等のホテル利用に関する情報と発注の窓口となる。
このため、イベント事務局に対するホテルのマーケティングは、ホテルにとってざわめて重大なマーケティング対象になるとともに、たいへん有望なマーケティング・ターゲットなのである。

5.トラベル・エージェント
トラベル・エージェントは、主として個人、グループ、企業、団体などの旅行客の運輸関係機関の手配とともに宿泊、観光、視察、ショッピング等の手配、案内など、さらには運輸関係機関の搭乗券、乗車船券、見学施設等の入場券の販売等も行うことを主要業務としている。
そして、斡旋先から得る手数料を主たる収入源としている。
これらのエージェントとホテルは密接な取引関係のパイプをつなぐことで、かなり効率のよい予約を獲得することができるので、有力なマーケティング対象となる。
旅行業者は、海外旅行、国内旅行のいずれも取り扱うことができる一般旅行業者と、国内旅行のみ取り扱える国内旅行業者に大別される。
そして、この2つの旅行業者の代理として旅行などを取り扱う旅行代理業者が存在する。
セールス・マーケティング先は、これらエージェントの仕入れセンター、一般旅行営業所、団体旅行専門営業所、企画担当セクション、市街地のターミナル営業所、教育旅行センターなどである。

6.その他のエージェント
わが国で国内登録されていないエージェントである。
これは、外国人客のホテル等宿泊施設や国内交通の手配、ショッピングほか観光案内などを行う地上手配、外国からの送客を受け入れるインバウンド業務のうち、客数の多い東南アジア客の手配を行うランド・オペレーター、または国外エージェント、レツプ(ホテルの予約代行、宣伝、販促活動、手配を行う現地駐在員)などである。

7.キャリア
航空、海運、鉄道、バスの輸送関連企業の総称であるが、この場合では主として航空会社を指している。
空港という旅行客の出入りが多いゲイトウェイを中心に、整備されたネットを駆使して航空機搭乗客の宿泊に関する業務を取り扱い、航空会社自体の営業政策の一環として搭乗客に便益を提供しながら、自社の顧客の獲得を目指しているのである。
客室の予約チャネルを図表化すると以下のようになる。

第4章 実践的マーケティングの展開 3.宿泊部門のマーケティング 1.リザベーション・ソース 4~7

関連記事

  1. 第1章 2-3-3 顧客はサービスの生産に密接に関わっている

  2. 第1章 2-3-5 インプットとアウトプットには大きな変動がある

  3. 第7章 宣伝・広告と広報活動 1. 本章のねらい

  4. 第4章 実践的マーケティングの展開 4.宴集会のマーケティング(予約径…

  5. 第6章 商品開発 5.商品の価格設定 (1)一般論における価格設定 2…

  6. 第6章 商品開発 8. 商品開発の新しい切り口としでのトレンドカラー・…

  7. 第6章 商品開発 7.商品販売のターゲット (1) 消費者の分類

  8. 第6章 商品開発 7.商品販売のターゲット (3) 顧客に対する便益戦…

PAGE TOP