わが国では、一般の人々が「サービス」全般について関心を持つようになってから、かなり時間がたっている。
高度成長期を経て物財が巷に行き渡り、顧客の要望が物理的なものから心理的なものに移行し始めた1960年代頃から、この現象は顕著になったと思われる。
さらに経済環境が昨今のデフレ傾向に傾き始めてからは、ますます「サービス」の要求度が各方面にわたって細分化され強力になってきたようにも見える。
もはや「サービス」を受けるのは当たり前の時代になってきたといっても過言ではな
い。
しかし、身近にあって誰でも享受している「サービス」なのに、 『「サービス」とは
何か』と聞かれてもなかなか的を射た答えは返ってこない。
それは「サービス」が広範囲にわたる概念的なもので、その概念自体も非常に曖味なものだからということに尽きるのではなかろうか。
そこで「サービス」について改めて考えてみたい。
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- 第2章 2 サービスとは
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