アメリカのマーケティング学者のエベレット• M・ロジャースの説によると、消費者を次のように分類している。
上図を説明すると以下のように分類される。
① イノベーター:好奇心が強く新商品に真っ先に飛びつく傾向が強い人
② オピニオン・リーダー:経済力があり教育水準が高く説得力のある人
③ アーリー・マジョリティ:一般大衆て初期多数者
④ レイト・マジョリティ:後期多数者
⑤ ラガード:商品の価値を確かめないと購入しない人
新商品は、まず少数のイノベーターが購入して自己満足し、ついでオピニオン・リーダーによって価値が確かめられ、そしてアーリー・マジョリティからレイト・マジョリティに購入される。
イノベーターからレイト・マジョリティに至る各段階で、商品に対するよい評価が告知されることが売れる商品となる原則てある。
一般大衆ともいうべき2つのマジョリティに、どの程度早く食い込めるかが商品販売の決め手となるわけである。
ホテルて販売する商品でも、商品の価格によって各層の客数に大小はあっても同じ原理が働くといえる。
即ち、ホテルの高額商品てあればもともと過大な客数を期待していないので、絶対数は少数てあってもその商品の価格帯における客層にはマジョリティが存在することになる。
どのような商品であっても、マジョリティの購入なくしては売れる商品にはなり得ないのである。
よって、広い範囲の顧客からどの客層にセグメントするか、どのような訴求方法を取るかによって売れる商品は創造される。