第6章 商品開発 5.商品の価格設定 (3) ホテル各部門の販売価格決定パターン:2.宴会部門

宴会部門はホテルの業態によって相違はあるものの、従米のシティ・ホテルでは重要な収入部門と位置づけられているため、かなりのスペースを保有している。
とくに1,000名以上の顧客が収容できる500坪以上の大宴会場では、建設コストを含め内装、設備に多大の投資を行っている他、立体的な豪華さを表現する天井品が7mと2フロア分を占めるため、坪当たりの施設原価は割高になる。
ただし、客単価がレストランよりもF&B(Food & Beverage料理と飲み物)が高額で、会場使用料など付帯的な売上げも多く、かつ、すべてのサービスが受注生産となる有利性を持っている。
これは、ランニング・コストに大きなシェアを持つ人件費のうち、大勢必要とするサービス要員のはとんどが変動人件費になる配膳人(必要な時間だけ雇用できるサービス技術者)で占められているばかりでなく、主力の売上げとなるF&Bの生産にもロスがない。
必要時のみ雇用できる変動人件費、受注生産のF&Bに助けられ、ロスが少ないメリットも併せ持っている反面、宴会場の回転率、とくに大宴会場の稼働は低いため、ホテル・プランドが低いと苦戦は免れない。

関連記事

  1. 第3章 4.マーケティング・リサーチの進め方と種類 (3)動機調査とパ…

  2. 第5章 セールスプロモーション計画 4.セールス・テリトリーの編成 (…

  3. 第1章 3-3-5 「コントロール」と「フィードバック」

  4. 第5章 セールスプロモーション計画 4.セールス・テリトリーの編成 (…

  5. 第3章 4.マーケティング・リサーチの進め方と種類 (3)動機調査とパ…

  6. 第5章 セールスプロモーション計画 3.目標設定のためのデータの活用 …

  7. 第1章 4-1-4-b その他の集客までのマーケティング ~ b.商品…

  8. 第2章 3-1 精神的なあり方としての「サービス」

PAGE TOP