第6章 商品開発 3. 商品開発のポイント 1~3

新商品を開発するにあっでは、以下の諸事項に留意してホテル独自のオリジナリティを訴求し、可能な限り同業他社にないホテル商品を開発することが望ましいが、先に触れたようにどうしても似通った商品になりがちである。
以下のボイントに留意して少しでも「ここしかない」といわれる商品を開発することが肝要である。

(1) マーケットのターゲットを選定する
開発する商品が、宿泊、宴会、レストラン、その他の施設のどれを利用してくれるのかというような、しっかりしたターゲットとなる客層を選定する。
客層は男性客、女性客、カップル、若年層、高齢者などに分類されるが、さらに突っ込んでターゲットを絞り込む必要がある。
例えば、女性客であれば、オフィス・レイディ、主婦、母娘、未婚女性というようなジャンルに分けて目標を定める。
このように同じ女性でも、細かく分けそれぞれの小さなターゲットに適合する商品を企画すれば、的はずれにならず販売の成果が期待できる。
女性の社会進出や晩婚化で、経済的ゆとりを持つ女性が増加し、家庭にあっても財布の紐を握っている主婦も多いので、彼女達はホテルて何を求めているかのニーズを的確に分析し、ほしがる商品をタイムリーに提供することである。

(2) トレンドを洞察する
人気のファッション、グルメ、美容、健康、レジャーなどのジャンルのトレンド(趨勢、動向、傾向)に注意し、なぜ今トレンドなのかの原因をつかむことからスタートする。
そして、このトレンドの特徴、持続性の見通し、このトレンド類推から今後ヒットしそうな方向を、マーケティング活動により洞察し、トレンド・メーカーになるような提案を他に先んじて提供する。

(3) 同業他社にないオリジナル商品の開発
どのホテルにもある、どのホテルても販売しているいわゆる定番商品のほかに、顧客が自由にオプションとして他社にはないプランを選べるプランが代表的である。
その他物財では、ホテルにブランドカがあれば市内の販売店では手に入らない、ホテル名のロゴの入ったTシャツやバス・ローブなどのファッショングッズをフィットネス・クラプで、和食堂では手作り佃煮を販売するなど、また技術的なものとしてホテル施設内でフェイシャル・ケア、リラクゼーション、マッサージなど豪華さをプラスした体験ができることが、ホテルの利用動機を刺激する。

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