第1章 2-1-3 わが国へはこうして伝わった

わが国で、マーケティングという概念、実践的な市場活動がはじまったのは、
太平洋戦争終結後、しばらくたってからである。

1955年に当時の経団連会長 石坂泰三氏(日本生産性本部 アメリカ視察団 団長)が、
アメリカ視察を終え、羽田空港での記者会見で次のように述べている。

「アメリカにはマーケティングというものがある。
これからは、わが国でも重視すべきものである。」

これを契機に「マーケティング」という言葉が先端的なビジネス用語となり、
産業界では、企業が実践、活用すべき手法として、
もてはやされるようになったと伝えられている。

それまでわが国では、アメリカからの輸入理論として
細々と研究されていたマーケティング。
約半世紀前に、やっと陽の目をみるような地位があたえられた。

わが国のマーケティングは、
アメリカ以上にまだ若い技法なのである。

関連記事

  1. 第6章 商品開発 4.企画商品開発の推進計画 (1)企画商品、(2)宣…

  2. 第1章 3-0-0 マーケティング導入の経緯

  3. 第1章 2-3-8 サービスには時間の要素が相対的に重要である

  4. 第6章 商品開発 7.商品販売のターゲット

  5. 第1章 2-3-5 インプットとアウトプットには大きな変動がある

  6. 第2章 2-2 用語としての「サービス」の意味

  7. 第1章 2-3-4 他の人々の存在がサービスの生産に部分的に加担してい…

  8. 第3章 4.マーケティング・リサーチの進め方と種類 (2)質問法、観察…

PAGE TOP