第6章 商品開発 3. 商品開発のポイント 4~6

(4) 付加価値の高いサービスの選定
宿泊、レストランの利用客が購入する本来の商品の他に、ホテルが顧客の商品価値をさらに高めるために商品やサービスを付加することがある。
ホテルはこれにより、顧客がこのホテルの顧客に対して特段のサービスを提供していることを認識させ、さらなる満足感を高め、ホテルに対する利用の機会選定対象となることを期待している。
このサービスの内容は、ウエルカム・ドリンク(顧客の到着時に好みの飲み物を無料で提供して歓迎の意を表す)、アメニティ(客室に滞在中の顧客に快適性、利便性を与える設備、備品など)、加湿器、枕など寝具の希望受入れ、アロマ(香草類)、ルーム・サービスやレストランにおけるスペシャル・メニューの提供、ステイ時間の延長などがあり、これらの中から顧客のターゲットに適合したサービスを選定する。

(5) 他業界とのコラボレーション
ホテルの機能に他業界の機能を合体させることで、ホテルの商品価値を高めることがてきる。
これはコラボレーション(collaboration) といわれ、主として人気のあるテーマ・パーク、特別な作品や催し物を扱っている期間の美術館・劇場等、コンサートなどと提携して新商品を開発する。
ホテル単独では催行不可能なイベントでも他業界とコラボレートすることで実施可能になる。
とくに入手が困難な入場券との組合せて、遠隔地のファンを宿泊部門へ誘致する商品企画は好評で、幅広い顧客のニーズに応えることができる。

(6) 季節の催事、イベントとの組合せ
ホテルが立地する地域および周辺で催される催事やイベントから人気のあるものを、季節、暦、月次で丹念に拾い上げ、これらからヒントを得てプランを組み立てる。
定期的に行われるので、その都度前例を参照して改善し内容を変えて催されることが多い。

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